『日本イデオロギー論』

戸坂潤『日本イデオロギー論』(岩波書店岩波文庫、1977、初版1936)

(1)いわずと知れた、戦前の代表的唯物論哲学者の代表作。それにしても、なんでこんなものを読んでるんだろうか? そんなヒマがあるのか?

(2)読みどころは、なんといっても第6章「ニッポン・イデオロギー」。当時の怪しげな所説を、論理的に、しかもユーモア(というか、ひとによっては皮肉にうつるかもしれない)を忘れずに、批判したおす。論理とユーモアが共存する文章というのは、なかなかお目にかかれないものだ。