『利己的な遺伝子』その1

リチャード・ドーキンス利己的な遺伝子』(日高敏隆他訳、紀伊国屋書店、1991、原著1976)第1章から第4章

(1)学部演習で使用中のテクスト。なんとみなかさんまで降臨されたので、「教えて君」になるチャンス到来…ではなくて、忘れないように書きつけておこう(ゼミ生諸君もここを見てるらしいし…これでよかったっけ?)。

(2)いわずと知れた進化生物学の現代の古典。ちなみに、一昨日の演習で読んだ第1章から第4章の基本的な内容は

  • 進化の基本的なメカニズムは自然淘汰&突然変異である
  • 自然淘汰の単位は種ではなくて個体、というよりも、むしろ「遺伝子」である
  • ドーキンスが言う「遺伝子」とは、染色体でもDNAでもなく、あるいはシストロン(たんぱく質に関する遺伝情報を運ぶDNA連鎖の単位)でもない
  • それは、交叉によって破壊されることのないDNA連鎖の単位、つまり交叉が起こりやすい地点から次の起こりやすい地点までのDNA連鎖を意味している

という感じ。

(3)演習で議論になったり、ぼくが知ったかぶりをしつつわからなくなったりしたのは

  • シストロンと遺伝子の関係は、どう考えればよいか
  • 遺伝子とシストロンではDNA連鎖の区切られ方が違うとすると、遺伝子はたんぱく質の作られ方に、ひいては個体のあり方に、影響を与えるのか、与えるとすればどんなものか
  • Y染色体とX染色体は交叉するか(これは、どうみても高校生物レベルだなあ…情けなし)

などなど。まだまだあるぞ、忘れただけで。

(3)さて、これらの理解は正しいのか。これらの疑問は第5章以下を、あるいは関連書を読むなかで、ぶじ解決されるのか。不安である。