『東アジア鉄鋼業の構造とダイナミズム』

川端望『東アジア鉄鋼業の構造とダイナミズム』(ミネルヴァ書房、2005)
いただきもの。

(1)わが同僚にしてご近所さん(歩いて1分)にして職員組合の同志(といっても、かたや組合費払うだけ、かたや真面目なメンバー…すまん)にして飲み仲間たる産業発展論(なにそれ?)の専門家、初の単著。東アジアにおける鉄鋼業の現状について、とくに日本、タイ、ベトナム、中国を比較しつつ、各国の鉄鋼業が採用するべき処方箋をさししめす。

(2)およそ本筋とは外れるが、この本でもっとも印象的なのは、

  • ベトナムと中国について、かなりつっこんだ現地調査にもとづいていること
  • 個々の国について、現実的な処方箋を提示しようとしていること

という点だろう。複数の国をフィールドにするのは大変だろうし、処方箋を提示するのは度胸が必要だろうから、これはなかなか偉いことだと思う。どちらも縁遠いぼくにととっては、とくに。