『アメリカのデモクラシー』第1巻(上)

アレクシス・ド・トクヴィル『アメリカのデモクラシー』第1巻(上)(松本礼二訳、岩波書店岩波文庫、2005、原著1835)

(1)比較政治論の古典の新訳。なんたって旧訳のわかりにくさには定評があったから、まこと待望の改訳といえるだろう。松本さんの訳は、よくこなれていると思う。

(2)全4冊のうち、とりあえず最初の第1巻(上)を読む。大略「ニューイングランドをはじめとして、アメリカ合衆国のデモクラシーは、地方自治地方分権に支えられている」という、おなじみのテーゼが提示され、論じられる。さて、これは、もうひとつのおなじみのテーゼである「任意団体(アソシエーション)が強い」というものと、どんな関係にあるんだろうか。そんなことを考えながら、ひきつづきのんびりと読みすすめることにしよう…それにしても、第2巻の刊行はいつになるんだろうか。