『日本資本主義分析』

山田盛太郎『日本資本主義分析』(岩波書店岩波文庫、1977、初版1934)

(1)4月スタートの――といっても、まだOKの返事を出していないのだが――連載「名著再訪・20世紀日本経済学編」の準備読書。やはり初回はこの本しかないでしょう。

(2)久しぶりに再読し、例によって難解な表現(「農奴制的=半農奴制的」なんて、ほとんど判じ物の世界だぞ)に首をひねりつつ、今回は本書のロジックの整合性と美しさを感じとれてちょっと満足。それにしても、思いかえしてみると、院生時代は院生部屋で「インド以下的賃金、肉体消摩的労働」とか「ヤンマーヘーレン」とかいった本書のタームをジャーゴンに使って笑いあっていたものだ。なんちゅう光景だったんだか、まったく。