『改憲問題』

愛敬浩二『改憲問題』(筑摩書房ちくま新書、2006)
いただきもの(増田さん、サンクス)。
おすすめ。

(1)週末にCOEシンポジウムで久しぶりに早稲田大学に行ったが、立派な建物が続々と建っていることに驚かされた。うーむ、やはりこれからは(一部)私大の時代なんだろうか…というわけで、その早稲田出身の気鋭の憲法学者が諸々の日本国憲法改正論がはらむ問題点を論じ、護憲という立場を選びとるべきことを説く一冊である。そのメッセージは「大人になれよ」という一言に尽きる、と思う。つまり、

  • 自分の頭を使って考え、
  • 視野をなるべく広くとり、
  • ごちゃごちゃしている現実に耐え、
  • 現実を少しずつ変えるよう少しずつ行動する

のが大人というものだ、いいかげんそろそろ大人になろうよ、ガキの使いじゃあるまいし、という次第である。まこと、その通り。

(2)ちなみにこの本の構成は複雑怪奇で、一気に読みとおそうとすると難儀するのだが、ここにも「こういう本を読めるのが大人ってもんだぞ」という愛敬さんのメッセージが隠されている…というのは本当か?