『経済成長理論入門』

チャールズ・ジョーンズ『経済成長理論入門』(香西泰他訳、日本経済新聞社、1999、原著1998)

(1)ソロー・モデルをはじめとする新古典派経済成長論の入門書。歴史屋なのに、なんでこんなものに手を出したのか、というと……大学院の授業で岡崎哲二『経済史』(新世社、2005)を使っているのだが、そこでは一章がソロー・モデルに割かれている。これを説明する以上は、新古典派経済成長論を勉強せざるをえまい。というわけで、とりあえず飯田泰之他『ゼミナール経済政策入門』(日本経済新聞社、2006)を読んで授業は乗りきったが、せっかくの機会なのでちょっと勉強しておこうと思った次第。

(2)マクロ生産関数が、たしか『ゼミナール』では「Y=AF(K, L), dY/dK>0, d^2Y/dK^2<0」となっていたが、『入門』ではコブ・ダグラス型生産関数(ここではどう表記すればいいんだろうか?)が用いられている。両者の関係や含意は一応わかったつもりだが、両者の長短はどう考えればよいんだろうか……というか、他の入門書を見ても、大抵はコブ・ダグラス型生産関数が使われているように思うのだが、なぜ『ゼミナール』ではより一般的な「Y=AF(K, L), dY/dK>0, d^2Y/dK^2<0」が用いられているんだろうか。うーむ、素人はつらい。

(3)「対数をとり微分する」という格言を忘れまいぞ。