『パリの万華鏡』

ミシェル・パンソン&モニク・パンソン=シャルロ『パリの万華鏡』(野田四郎他訳、原書房、2006、原著2001)

(1)2人の都市社会学者の手になるパリのガイドブック。あまり日本には知られていない地区について、実際に「歩き、見ながら」調べて書くという営みの所産。パリに行くとお世話になる13区の中華街が出来たいきさつとか、うんちく話をたっぷり仕入れることができる。

(2)訳者解題のところでパリ市全体の詳しい地図を載せてほしかった。第1章の舞台である「グット・ドール」地区なんて、すぐに「ああ、あそこのことか」と思いあたる人は少ないだろうに。