『リベラリズムとは何か』

盛山和夫リベラリズムはと何か』(勁草書房、2006)
いただきもの(徳田さん、サンクス)。

(1)日本を代表する(数理)社会学者の手になるリベラリズム入門。まず前半では、テクスト論や社会構成主義を援用しつつ、ロールズ『正義論』を読解する。後半では、現代リベラリズムが直面する諸問題を論じる。シャープだ……という気がするが、むずかしい。


……このあと色々と書いたが、ミスって消えてしまい、愕然。しばらくたって、ほんの少し気をとりなおし……


(2)それでも、社会構築主義の立場から基礎付け主義を批判し、そこから「仮説としての規範的原理」という観点を導出し、この観点を包含する点に「政治哲学」の「政治」的なる所以を見出し、さらに、まさにこれこそロールズが「内省的均衡」という言葉で表現しようとした方法だったと説く終章は、とても示唆的だった。