『法の支配』

阪本昌成『法の支配』(勁草書房、2006)
いただきもの(徳田さん、サンクス)。

(1)日本には珍しいハイエク派の憲法学者法哲学者が、経済学、とくにハイエクを始祖の一人とするオーストリア学派経済理論を援用しつつ、市場システムを基盤とする国家・法・政治のあり方を構想する。

(2)国家・法・政治を一種の《制度》とみなすとすれば、今日の経済理論においてそれらが分析される際には、かならずゲーム理論が用いられることだろう。ちなみに、ゲーム理論の始祖の一人モルゲンシュテルンはオーストリア学派だったらしいし(たぶん)。なぜこの本にはゲーム理論に対する言及がないのか? それでいいのか?