『ニッポン問題』

宮台真司宮崎哲弥『ニッポン問題』(朝日新聞社朝日文庫、2006、初版2003)

(1)紹介するまでもない論客2人の対談集だが、ひとつの章で大塚久雄が論じられていて驚愕。論旨は、大略

  • 大塚において、民主主義とナショナリズムは結合していた
  • ところが、カルスタ論者(中野敏男など)は、ナショナリズムに導く民主主義は動員の思想にすぎず、けしからん、と主張する
  • しかし、ナショナリズムと切れた民主主義なんぞ、システム理論をみればわかるとおり、存在しえないし、戦後第2期(1955年以後)の経験を見ればわかるとおり、なんの価値もない

という感じ。うーむ、なんと申しましょうか……。