『帝国主義論』

レーニン『帝国主義論』(角田安正訳、光文社・光文社古典新訳文庫、2006、原著1917)

(1)ぶっとび企画・光文社古典新訳文庫の人文社会科学関係第2弾は、なんとレーニン『帝国主義論』!! こんな本、一体だれが買うってんだろうか……って、こーてもーてん。先月刊行のカント『永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編』と同様に今回の訳もわかりやすく、レーニンがいいたかった

  • 資本主義の発展-->独占資本の発達-->金融資本の発達-->資本輸出の増大-->植民地獲得競争の激化-->帝国主義の亢進-->世界戦争

というロジックが、寝床で読んでても、頭にはいってくるぞ。

しかし、このロジックって、本当にロジカルなんだろうか? なんか論理がとんでるような……。

(2)この本の後半でレーニンはカウツキーを批判してるわけだが、訳者の角田さんが「解説」で書いているとおり、言葉遣いに問題がありますね、レーニンくん。『ルイ・ボナパルトブリュメール18日』のナポレオン3世批判でマルクスがみせた悪口の素晴らしき冴えを勉強しなおすよーに。