『文壇アイドル論』

斉藤美奈子『文壇アイドル論』(文藝春秋・文春文庫、2006、初版2002)

(1)土曜日は学振・人社プロ。始まるまでに時間があったので、久しぶりに上野で新幹線をおり、不忍池を通って、かつて7年間住んだ寮を、12年ぶりに訪問。寮は数年前に廃寮となり、建物も取壊され、跡地には柿の木が実をつけるだけだった。さらに裏門から東大構内に入り、これまた久しぶりに生協書籍部をのぞく…で、買ったのが『文壇アイドル論』文庫版。帰りの新幹線のなかで酔払いながら読みきったら、そこは仙台だった。

(2)1980年代の文壇に君臨した7人を論じる評論集。うち5人は

とあっさり切捨て、林真理子田中康夫だけを評価する。この選択にふかく肯首できるのは、ぼくが斉藤ファンだからだろうか。