『ダメな議論』

飯田泰之『ダメな議論』(筑摩書房ちくま新書、2006)
いただきもの。
おすすめ。

(1)飯田さんの「方法論三部作」第2弾は

  • 普通、人は聞きたいことしか聞かない
  • 議論の当否をチェックするにはコストがかかる

という、じつに経済学者らしい前提から、大略《ダメな議論を簡単に見分ける方法はなにか》というポパー・チックな問題を立て、その答えをすいすいと論じてゆく快著である。

(2)ディーセントな筆致だし、読んで面白いし、クリティカルシンキングのテクストとしても役に立ちそうだし……と思いつつ、これまで自分が書いてきたものが全部「ダメな議論」にあてはまるような気がしはじめて、うーむと頭をかかえる昼下がり。