『体験と詩作』

ヴィルヘルム・ディルタイ『体験と詩作』(上下巻、柴田治三郎訳、岩波書店岩波文庫、1961、原著1905)

(1)東洋大学シンポジウムで報告するべく東京まで往復した際の車中のお供。ディルタイはアーギュメントが複雑で、粗雑なぼくの頭脳ではどうにも理解しがたいところがあるのだが、この、レッシング、ヘルダーリン、そしてノヴァーリスを論じた伝記兼評論は、キラキラとした描写が続いていて、掛け値なしに面白い。

(2)シンポジウム自体は、福井憲彦さんや石井規衛さんや芝健介さんに久しぶりにお会いできたのは嬉しかったが、討論ではボコボコにされた……拙著ドラフトを修正する際にインフォマティヴな情報が得られた、ともいえるが、さて。