Fifty Major Economists

Steven Pressman, Fifty Major Economists (second edition, London : Routledge, 2006, first edition, 1999)

(1)週末は京都大学地域研究統合情報センター連携研究「地域研究における記述」セミナーで、初めて京都大学に行く。街中にあって、うらやましいなあ。一泊して翌日は、病(というよりは怪我)を得て京都大学を退かれた谷川稔さんにお会いする。はやく完治され、研究教育の一線に復帰されることを祈念している。

(2)旅のおともは『50人の著名経済学者』。田中秀臣さんのブログで知って速攻で注文したのは、来年度の学部ゼミのサブテクストとして利用しようと目論んだからである。ここのところ毎晩一人分(つまり数ページ)ずつのんびりと読んでいるが、英語もわりと簡単だし、内容もコンパクトにまとまっているし、トマス・マンからスティグリッツまでカバーしているし、学部生用テクストとしてはつかえそうだ。

(3)まだ全部読んだわけではない(なさけない)が、備忘録がわりに気づいた点を書いておこう。この本ではエッジワースを序数的効用論者と評価しているが、「エッジワースは効用の存在を仮定して無差別曲線を導き出した(ので、自分とは違う)」というパレートの見解を念頭におくと、実際はもうちょっと微妙だと思う。ついでに、この本で提示されているエッジワースボックスのかたちは、パレートによって改良されたものではないだろうか…チェックしてみないと。