『国民とその敵』

ミヒャエル・ヤイスマン『国民とその敵』(木村靖二編、山川出版社、2007、初出日本語)
いただきもの(木村さん、サンクス)。

(1)「国民形成は他者を必要とする」というのは正しくない、じつは「国民形成は敵を必要とする」のだ!!、ということを、ドイツ国民形成において「外部の敵(フランスなど)」と「内部の敵(ユダヤ人)」が果たした役割から解きあかす書。うーむ、みもふたもない議論ではあるが、そうなのかもしれない。

(2)木村さんの解題はなかなか有益だが、もうちょっと詳しく書いてくれてもいいかなあ……ドイツにおける歴史学の研究動向に詳しくないもので。