『京大式フィールドワーク入門』

京都大学東南アジア研究所他編『京大式フィールドワーク入門』(NTT出版、2006)
おすすめ。

(1)先日のセミナーで伺った柳沢雅之さんの話が面白かったので、彼が仕切ったフィールドワーク入門書を一読。先行研究をケースとして話が進むので、地域研究の裏話を聞くような面白さがある。タンザニアの零細古着商人の思考&行動様式を探るために、自分も古着商人を営んでしまった!!、という第4章「フィールドでインタビューする」(小川さやか)が面白すぎ。

そういえば、先日のセミナーで、京大式フィールドワークの牽引者のひとりである田中耕二さん(現在、京都大学地域研究統合情報センター所長)が

「京大式フィールドワークの真髄は、ひとこと、いってこい!!、なんですが」

とおっしゃっていたが、なるほど。

(2)それにしても、最近地域研究者たちと付合いが出てきたのだが、学部学生を連れて各地にフィールドワークに行くなど、彼らの教育にかける手間と情熱には頭が下がる。それにくらべて(以下略)。