『セラピー文化の社会学』

小池靖『セラピー文化の社会学』(勁草書房、2007)

(1)心理学化する最近の社会状況を「セラピー文化」あるいは「ポップ心理学」という言葉で特徴付けたうえで、人間観と社会観という分析枠組みをもちいて、ネットワーク・ビジネス(マルチ商法)、自己啓発セミナー、そしてトラウマ・サバイバー運動を分析する。全体にツッコミがちょっと甘い感じはするが、じつに面白いテーマに着目したものだと感心しながら読む。