ロワール・エ・シェール県文書館

(1)オート・ノルマンディ地域圏での仕事があっさりと(=成果なく)終わってしまったので、さてどこに行こうか?、と考え、ネット上の時刻表とにらめっこしたうえで、サントル(中部)地域圏に転進することに決定。いったんパリに出て、いまやパリでもっともひなびた駅と化してしまったオーステルリッツから「Aqualys」なる怪しい急行列車に乗ること2時間、オルレアンとトゥールのあいだに位置し、ロワール河のほとりにあるブロワに着く。駅は街の西の外れにあるし、坂の多い街なので、歩いていると結構つかれる。でも、サントル地域圏は日光も人びとも明るいので、すごしやすいぞ。

(2)ブロワを県庁所在地とするのはロワール・エ・シェール県。同県文書館ADLCは街の北東のはずれ、行政庁舎があつまっている地域(税務署の裏)にある。県自体があまり大きくないことを反映してか、あまり目立たない小さな建物である。ちなみに、ちょっと中心街方向に戻るといくつかカフェがあるので、昼食はそのあたりで取ればよいだろう(ぼくはタイミングを間違って食いはぐれてしまった)。

名称 Archives Départementales de Loir-et-Cher
住所 2 rue Louis Bodin 41000 Blois
開館 月曜日・水曜日・木曜日が9時〜12時30分と13時30分〜17時30分、火曜日が13時30分〜17時30分、金曜日が9時〜17時30分

(3)入口を入るとちょっとした展示場になっており、階段を上ると受付がある。例によって登録を済ませ、横にあるコインロッカーに荷物を預けて閲覧室に入る。ADLCには県文書館資料請求システムGAIAが導入されているので、閲覧室の横にあるスペースでインヴェントリーをチェックし、利用者証のバーコードをもちいて端末で請求することになる。資料の交付は30分に一回で、閲覧室入口脇にある交付カウンターでひきとる。当然のことながら請求数の上限はあったはずだが、忘れてしまった。係員は親切で、いろいろと教えてくれる。

それにしても、今回も各県文書館の係員が親切だったのには、なんというか隔世の感が……。

なお、ブロワの旧市街は歩行者天国になっており、文書館で仕事を終えた夕方、ふらふらと散歩しつつ帰ると心地良い。そういえばロワール河沿いといえばお城巡りであるが、ブロワにも立派な(ルネサンス様式の?)城がある。城の脇にあるルイ12世広場にあるカフェは主人がサンパで、ぼくはズルズルとテラスに居座ってしまったのであった。もっとも、13時にAqualysでブロワ駅に着き、翌日8時発のAqualysでトゥールに発ったので、ブロワ実質滞在時間はたった19時間だった……。