『評論』

『評論』163号「神保町の窓から」(日本経済評論社、2007)

(1)土曜日から風邪気味である。例によって(?)36時間布団にこもり、どうにか復帰したような気もしないでもないが、まだ頭は脳死状態。そんななか届いた日本経済評論社のPR誌『評論』の編集後記「神保町の窓から」は、大石嘉一郎さんの追悼会&追悼文集についての紹介だった。

(2)大石さんとは専門も若干ズレているし、ぼくの前の職場の在職期間も若干ズレているのだが、どういうわけだか一度だけ酒席をともにしたことがある。あれは土地制度史学会のシンポジウムの後だったろうか、一次会、二次会と過ぎ、たしか三次会は本郷の小さなバーだった。大石さんは(例によって?)絶好調で、ぼくら若手に対して議論を吹っかけては「よし、いいぞ、がんばれ」と繰返していた。たった一度の経験を一般化することは学術的ではないだろうが、あの《明るさ》は強く印象に残っている。
そう、教育とは、この「よし、いいぞ、がんばれ」という一言だけで十分なのかもしれない……なーんて、風邪気味だけあって、われながらしおらしいことを(言行不一致だし)。