『食から立て直す旅』

金子勝『食から立て直す旅』(岩波書店、2007)

(1)徒歩通勤のお供として長年愛用していたipod miniが、一昨日、突然お亡くなりになった。まもなく3歳を迎えんとするところだったので、まあ元は取ったか?

(2)さて金子さんの新刊は、中間山地の元気な農業者たちを訪ねあるく旅のルポルタージュ。それにしても、本題とは外れるが、

コロコロと立場を変える評論家もどきが闊歩して、シニシズムを振りまいている。とくにオウム世代と呼ばれる40台のペダンティックな評論家は質が悪い。彼らは、ある時は旧来型の社会運動を古くさいと批判し、ある時は「規制緩和」や「民営化」を現状打破の「変革」のアジェンダであるかのように主張し、ある時はそれが行き過ぎるとリベラリズムを擁護し、ある時は人々の気分に乗っかってナショナリズムを称揚する。彼らは安手の道具立てをつぎはぎしているだけで何の一貫性もないのだが、誰もそのいい加減さを批判できないおかげで「ちょっと頭がいいヤツ」として振舞うことが許されてしまう。だが、それはファシズムが台頭した時期にも見られた現象で、別に目新しいものではない。時代の転換期にはよく起きることだ(173-4頁)

というのは、だれが念頭にあるのか?