東北大学国際高等研究教育院開設記念講演会

(1)ipod miniのご昇天をはじめ、今週はどうもパッとしない日々が続いている。そこで、一念発起(?)して、わが勤務先に設置された「国際高等教育研究院」なる若手研究者養成機関……ぼくには無関係……の開設記念講演会at仙台国際センターにもぐりこむ。ちなみにスピーカーは
大江健三郎白川英樹
というノーベル賞受賞者豪華コンビ。さすがはわが東北大学、いよっ太っ腹っ!!

(2)大江さんの話も「メチエ」の重要性を強調してなかなか印象深かったが、シブかったのが白川さんのスピーチ。その要点を記すと

  • 学問は知的好奇心からやるものである
  • 大学こそ基礎研究を担わなければならない
  • 研究者に対する任期制の導入は、長寿社会化に反している
  • 学際研究なんて、簡単に口にするべきではない
  • 大学がなすべきは、なによりもまず「他者とのふれあいを促す雰囲気」を供給することである

というところか。「どちらかというと実学志向&学際的研究&若手研究者に対する任期付ポスト供給」という教育研究院のポリシーを否定&批判するがごとき言葉の数々に、会場(の少なくとも一部)は凍りつき……。
個人的には、とりわけ、大略「役に立たない基礎研究に携わるものこそ、説明責任を重視するべきだ」と喝破する白川さんの発言に蒙を啓かれた。
さ、また頑張っていきまっしょい。