『資源とコモンズ』

秋道智弥編『資源とコモンズ』(弘文堂、2007)
いただきもの(高倉さん、サンクス)。

(1)あっという間に12月も2週目。本当は今年中に次の本の準備・仕込みを終え、新年とともに一気に執筆開始!!、となるはずだったのだが……うーむ、まさに「予定は未定」を地で行く顛末に寒風身に沁みる師走である。

(2)そんななか、耳学問仲間の高倉さんから届いたのは、「資源と人間活動」を共通テーマとする人類学者たちの共同研究の成果たる論文集。なかでも、京都のマツタケ採取を特徴づける「全山入札方式」の展開を対象として、

  • コモンズを支える心性はいかなるものか。
  • 京都のマツタケ山は、いかに「オープン・アクセス」からコモンズへ移行したか。
  • コモンズから私的土地所有への移行に際して、マツタケ採取テクノロジーの進化はいかに作用したか。
  • マツタケ山に導入された私的土地所有メカニズムは、いかなる問題を惹起したか。

を論じる斉藤暖生&三俣学「コモンズのメンタリティ」がべらぼーに面白い。この論文が明らかにしているファクトをさらに理論的に分析したら、きっと有益だろう。

それにしても京都のマツタケか……ぜんぜん縁がないなあ。きっとこれからも縁がないんだろうなあ。