『哲学の誤読』

入不二基義『哲学の誤読』(筑摩書房ちくま新書、2007)
いただきもの(増田さん、サンクス)。

(1)シンポジウム「アジアにおける市民性の教育」で一日みっちり英語漬け。スピーカーはシンガポール、中国、韓国、日本、それにフロアに台湾と、実のある「国際」シンポジウムだったと思う。
ぼくとしては、議論の本筋とは大幅にずれるが、自分のしごとのしかたについて色々と考える機会となった。
(2)本郷まで往復する新幹線読書のお相手は、厨先生こと稲葉くんに「題名どおりの好企画」といわしめた一冊。

  • 過去のあり方や「他者」の存否についていかに考えればよいか/いかに考えうるかについて、色々と考えさせられた。
  • 複数のレベルの読解(入不二さん、解説者、出題者、原著者)における誤読の重層的な存在の可能性を示唆するスタンスが、言説分析のあり方を考える際に、示唆的だった。フランス史に戻ったら同じようなアプローチでしごとをする予定(は未定)なのだが、しかし一体いつ?