『フランスの学歴インフレと格差社会』

マリー・ドゥリュ=ベラ『フランスの学歴インフレと格差社会』(林昌宏訳、明石書店、2007、原著2006)

(1)寒い日が続き、頭がはたらかない。そんななかで、フランスの教育政策学者が同国における教育の大衆化の帰結を論じるこの本を読む。とりあえず

  • 教育の大衆化(教育機会の開放と進学率のひきあげ)は、大切だが、万能ではない。
  • それは、まず、学校教育が「文化的再生産」(ブルデュー)の装置である以上、教育機会の開放は教育機会の平等と同義にはならないからである。
  • もうひとつ、単なる教育の大衆化は学歴インフレを招くからである。

といったことが書いてある、らしい(寒くて……)。やっぱり教育経済学、ちょっと勉強しておくべきか。