『学校ってなんだろう』

苅谷剛彦『学校ってなんだろう』(筑摩書房ちくま文庫、2005、初版1998)

(1)かの苅谷さんが、中学生を想定読者として、教育の本質について論じた一冊。『毎日中学生新聞』連載記事を書籍化したものらしいが、

  • なぜ教室の机は前を向いているのか
  • なぜ制服があるのか
  • なぜ共通の教科書を使うのか
  • なぜ試験は時間が決まっているのか

など、中学生にとっての身近な疑問から、学校をはじめとする教育の諸相の本質に接近することを試みる。内容の説得力もさることながら、すぐれた啓蒙書はいかに書かれるべきかについて参考になった。