『本の本』

斉藤美奈子『本の本』(筑摩書房、2008)
必読……って、単にぼくがファンだというだけですが。
■斎藤さんが1994年から2007年まで書いた書評を集めた、全700頁強の書評集。これで3000円以下とは、枕にもなるし、超お買い得と【一読者さんのご指摘を受けて修正:いうべけんや-->】いわざるべけんや。
■なかでも、『朝日新聞』記者のイラク戦争従軍記録(野嶋剛『イラク戦争従軍記』)を

イラクにいくのはこわかったけど、いってみたら人が死んだりしてびっくりしましたが、いい人もいて、でも帰りなさいといわれたから帰ってきました。楽しかったです。(545頁)

と要約してのけた書評には、いやはや脱帽。おまけに、これを『週刊朝日』掲載用として書いたってんだから、まったくもう、スゴすぎ。さすがにこのままでの掲載は拒否されたらしいが、そりゃま当【以下略】。