『立憲主義の政治経済学』

藪下史郎他編『立憲主義の政治経済学』(東洋経済新報社、2008)
いただきもの(若田部さん、サンクス)。
■いろいろな分野でよく聞くが、いまいち意味がワケワカメ状態(ぼくだけか?)だった「立憲主義」。この概念を、とくに「民主主義」との関係から論じた論文集。大略「民主主義なんだからバンバン多数決やっちゃえばいいのに、なんで多数派が憲法基本法なんて作って自分を縛るかね、まったく」ということが問題なのだということが、よくわかった。それでプレコミットメント論で、それでゲーム理論で……ということになるわけですね、なるほど。
■若田部昌澄「経済学における三つの立憲主義的契機」が、経済理論史の視角からみた立憲主義論について、例によってじつにすっきりと見通しを与えている。これだけクリアに書けるというのは、いいなあ、うらやましいなあ。