『読書教育』

辻由美『読書教育』(みすず書房、2008)
活字業界に生息する諸君、おすすめだ!!
フランスでは、一種の「読書教育」として、一般の青少年を審査員とする文学賞が企画されている。この、活字業界に生息するものならば興味をもたずにはいられない現象を、いくつかの賞に即して追跡する一冊。とりわけ「高校生ゴンクール賞」の顛末をおいかけた第1章は、ルポルタージュとしてどえりゃー面白いのみならず、いちおう活字業界に隣接する領域で禄を食むものとしては、いろいろと考えさせられる&ヒントになる。