フランス滞在11日目

8月27日(水)
あっというまに今回のフランス滞在も半分が過ぎてしまった。おまけに、ぼくの職場も夏休み気分が抜けて本格的に活動を開始したのか、今日朝あたりから、職場からのしごとメールがバシバシ届くようになった。それもうれしい話題ならば良いのだが、「仕事がふえました、帰国翌日からよろしくね」とか「あなたが作文した大型外部資金申請は、一次審査でもろくも落選しました」とか、じつにウームな内容ばかりで、早くも帰国後が思いやられて現実逃避気分に水をさされているところである。
えーい、そういう暗い話はおいておき、明日はブルターニュ歴史学考古学協会会長とのワークングランチが予定されているじゃないか……きっと良い話に違いない……少なくともサンドイッチをかじるよりはマシな食事になるはずだ……と、せめてもの明るい話題で心をなぐさめることにしよう。まさに「せめて」だが。
さて、われらがレンヌ都市圏交通公社STARであるが、昨日夕方もポンシャイユPontchaillou駅で盛大な検札をしていた。黒い背広に身をつつんだ係員が10人以上でたむろしている姿は、なかなかの威容である。ひとり男性がひっかかっていて、いろいろと抗議or釈明していたが、まぁ無理でしょうね、きっと。勝ち目はありません。
それにしても不思議なのが、STARの検印システムである。地方都市のパスやメトロなどの公共交通機関は(パリだと一回乗るごとに一枚だが)一定時間有効であることが多い。たいていは1時間有効だと思うが、バスなら車内に、メトロならホームなどに検印機があるので、最初に乗ったときに切符を検印機に通すと、その時刻が印字される。この時間から有効期間が始まる。あとはいくら乗り換えても、有効期間以内であればその切符が有効になる。そんなわけで、あとはいちいち検印しなくてもいいような気がする……し、実際、ぼくがこれまで訪れた地方都市ではそうだったし、かつてのレンヌでもそうだった……が、なぜかいまのレンヌでは、乗り換えるたびに検印機に通して印字を繰り返さなければならないことになっている。乗換えを繰り返すと、一枚の切符に複数の時刻が印字され、なにがなんだかわからない状態になるのだが、いいのか、これで? 
しかも、さらにわからないのは、一週間など一定期間乗り放題の場合のKorrigoである。これまた、切符と同様に、いちいち乗るたびに(=乗り換える)たびに検印機に接触させなければならない。なにゆえ?
でも、やらないと、検札にひっかかったときに「アウトッ」を宣告されるんだろうな、きっと。
今日の教訓:郷に入らば郷に従え。