フランス滞在2日目

2月2日(月)
どうにか7時すぎに起床して朝のテレビニュースをつけたら、なんとパリは雪模様。レンヌも、予想最高気温は2度だったし、夕方には小雪がちらついたし、いい加減にしてほしい……というのは措いておき、今回は、昨年9月と同じレジダンスに泊まり、同じADIVで同じしごとを続けるので、大したドタバタはないことが予想される。したがって、当然ながら、ここに書くネタもすぐに尽きることだろう。
とりあえず今日のお題は「地下鉄」……およそだれの役にも立たない内容である。仙台市民でも知っている人は少ない(し、ましていわんや仙台市民以外であればほとんど知らない)だろうが、仙台とレンヌは古くからの姉妹都市である。人口規模こそ仙台が(政令指定都市になりたかったので、無理やり周辺の市町村を合併して)約100万人に対してレンヌが約30万人とずいぶん差があるが、大した観光資源はない--たしかに近くには松島とモン・サン・ミシェルがあるが、べつに仙台市内やレンヌ市内にあるわけじゃない--が、学生の町であり、わりと住みやすい点では共通している。そして、最近、もうひとつ共通点ができた。それが「2本目の地下鉄という(無謀な、じゃなくて)ステキな計画の遂行」である。
仙台は、ちょっと前に「南北線」という市営地下鉄ができた。ベガルタ仙台(地元のJ2サッカーチーム)を応援に行くときなど、たまに使うぼくとしては、あまり悪口はいえないが、車内混雑度から見た単なる素人の推測では赤字路線じゃなかろうか。ところが、ちょっと前に「2本目の地下鉄として東西線をとおし、ネットワーク効果で集客力を高める」なる計画が策定され、現在、工事がすすんでいる。ぼくの勤務先のキャンパスには2つの駅ができることになっており、ますます悪口がいいにくいのだが、この路線、だれがどう考えても赤字必至というものらしい【ちなみに東西線は前市長の悲願にして置き土産であり、2期で引退した彼の後継者を選ぶ市長選挙(2005年)では、ただひとり東西線計画を支持した候補者が、人望の厚さで知られた前市長からの支持表明もあって乱戦を制した。ところがこの現市長、当選直後から、聞こえてくる噂といえば(以下略)。今夏には市長選挙があるが、かくなる現市長の当選に貢献したという点もまた東西線計画のステキな遺産となることだろう】。
さて、今度はレンヌである。レンヌでも、数年前に、市の南北を結ぶ地下鉄が開通した。人口規模が小さいので、2両編成で無人運転という簡易システム「VAL」を採用している。ところが、今度は東西を結ぶ2本目のVALをとおすという計画がすすんでいるらしい。路線もだいたい決まったというが、しかし、採算はとれるんだろうか? 
うーむ、「姉妹都市だけあって、やることが似ている」というか、「仙台の二の舞とならなければよいが」というか、なんというか。