フランス滞在3日目

2月3日(火)
今日はさらに寒く、レンヌも朝の(予想だが)最低気温が零下4度!! たしかに朝ADIVに向かうために宿を出ると、空気が冷たかった。道行く車も霜をまとっていて……しかしスタッドレスタイヤとか履いてないんだろうな、きっと。さて、今日も朝から夕方近くまでADIVで資料を写真撮影していただけなので、ネタがない。そこで、そういえば一年前(2008年3月)の県文書館めぐりの報告をしていなかったことに気づいたので、それでごまかすことにしたい……のだが、かなり忘れてるなぁわれながら。
このときは、ブールジュ(シェール県)、シャトールー(アンドル県)、オルレアン(ロワレ県)、アングレーム(シャラント県)、ポワティエ(ヴィエヌ県)、ニオール(ドゥ・セーヴル県)、ラ・ロシェル(シャラント・マリティーム県)の県文書館を訪れて資料を探したんだった。そんなわけで、まずはブールジュのシェール県文書館ADCである。
ブールジュは、TGV化にとりのこされて鄙びてしまった(が、ぼくはパリの鉄道駅のなかで一番好きな)パリ・オーステルリッツ駅から在来線の急行で2時間ほどのところにある、かの「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」で知られるベリー公国の首都だった歴史ある町だ。駅は中心街の北のはずれにあって(ベリー公城やジャック・クールの家がある)中心街までは徒歩15分ほどと、ちょっと不便。これに対して肝心のADCは、今度は中心街の南の(かなーり)はずれにある、あまり大きくない建物である。
Archives Departementales du Cher
Rue Heurtault de Lamerville 18022 Bourges cedex
開館は月曜日から金曜日の8時30分から17時30分(昼休みが12時30分から3時30分)で、8月1日から15日が夏季休館。閲覧室は小さいが、登録も閲覧請求も、まずは標準的な手続だったような記憶がある。
アクセスだが、町の真ん中にあってバスターミナル的な機能を果たしている広場「Nation」から3番のバス「Base de Voile」または「Centre Hippique」行きに乗り、15分程度で着く「Gendarmerie-Archives」で降りると、左側の目の前にある。ただし3番のバスは「Nation」が終点ではないので、逆方向行きに乗らないこと。ぼくは、とりあえず来た3番にとびのったら、これが逆方向行きで、わけのわからん住宅地の真ん中でおろされて途方にくれたのだった。
さて、最大の問題は、ADCのまわりには、図書館やら憲兵隊本部やら合同庁舎やらはあれど、レストランもカフェもパン屋もな〜〜んにもない、という点にある。この場合、さて昼食をとるにはどうすればよいか? じつは、ADC利用者は、これら役所に勤める職員用の食堂を利用できることになっている。ぼくもぜひ食べてみたかったが、午前中でしごとが終わり(つまり資料がないことがわかり)、午後は次の目的地たるシャトールーに出かけたので、試せなかった。じつに心残りである。
本当のところ、ADCについては、あまりはっきりした記憶がない。というのも、この日、フランスは季節はずれの嵐に襲われ(実際、死者も出たはずだ)、しかもブルージュはこの嵐にほぼ直撃されていた。そんななか決死の覚悟でいったのに、ADCには資料がなかった……というのだから、記憶がないのもむべなるかな、である。
でもADCの職員さんたちはとてもサンパでした。