フランス滞在9日目

2月9日(月)
いつものように8時30分すぎにADIVにゆくと、閲覧室で「よっ(Salut !)」と声をかけられる。だれかと思ったら、ヤン・ラガデク(Yann Lagadec)だった。フランス人らしくダダッと資料を見て、10時すぎに速攻で退室。挨拶にきたので「明日パリである反ペクレス改革デモに参加するために出発するのかい?」と言ったら、ニヤっと笑って「もちろん!」だと(もちろんウソ:追記)。
ペクレス改革については、明日予定されている大規模デモを前に、ようやく事態打開の動きが始まった。政権与党UMP所属の下院議員にしてブローニュ・シュル・メール大学の学長(あるいは学部長、記事からではどちらかわからない)であるダニエル・ファケル(Daniel Fasquelle)が、明日「大学教員の独立性を保障する」法案を議員提案するらしい。明朝のUMP議員総会に提出されるとのことで、詳しい内容(したがって、解決策か、妥協案か、丸めこみか、あるいは……)や可決可能性については不明だが、重要なのは
反対運動の声に反応する動きが、それも政権与党から出る
という点である。さて明日はどうなるか。
今日は、台風並みの低気圧が接近している影響で「午後から嵐」という天気予報。しかし、昼前に外を見たらすでに激しい雨だったので、こちらもあわてて速攻で退室してレジダンスに戻る。午後は、部屋で、日本から持参したPierre Rosanvallon, L'Etat en France (Paris, 1993, first edition, 1990)を読む。何度読んでも刺激的で示唆的な本だが、窓の外は激しい風。天気予報では明朝にかけて秒速30m以上の風が予想されるということで、雪のあとは嵐か……。