フランス滞在10日目

2月10日(火)
朝、ビルジャンVillejean駅でメトロをおり、バスに乗換えてADIVに向かうべく階段を上がると、のぼり際のところで大学生がビラ(写真参照、って小さすぎて見えませんね)を配っている。ビルジャンはレンヌ第2大学UHBのすぐ近くにあるので、彼らは同大の学生に違いない。中身を見ると、大略

  • 昨日、UHBでは学生大会(全員集会AG)が開かれ、ペクレス改革に反対するべく大学を封鎖(ロックアウト)するという動議が、90%以上の支持を得て決定された。
  • 今日は、9時に大学入口ホール集合、10時にデモ出発、11時に市役所前広場で集会のち解散、という予定。
  • 明日は、13時30分に学生大会という予定。

とのこと。
ちなみにフランス人が偉いのは、こういう場合は直接民主主義を徹底させるところだ。数日おきにAGを開いては、関係者の意思を確認し、ストなりデモなりロックアウトなりを続けるか否かを決める。賛成が過半数である限りは運動継続であり、反対が過半数になればそこで終わりである。
ADIVに向かうバスのなかで

  • 「おお、諸君、日本の一大学関係者として連帯するぞー」という共感。
  • 「デモとか、見てみたいなあ」という野次馬根性。
  • 「いかん、いかん、しごとに来ているんだった」という研究者魂。
  • ロックアウトということは、明日のセミナーどうなるんだろう」という小市民意識

が、頭のなかでまざりあう。
結局、

  • ちゃんとADIVで仕事をしました。
  • 明日のセミナーは、主催者であるジャンが配慮して、ADIVで開くことになりました。

ということになり、めでたし、めでたし……というか、ここのところ反ペクレス改革運動の動向ばかり追いかけて、セミナーの準備出来てんのか、自分? しかも、夕方、帰宅して『ル・モンド』や『ル・フィガロ』の電子版を読んでいると、コンピュータ利用電力がかなり上がったせいか、変圧器が「ボンっ」と音を立てておかくれになったのだった(パソコンも携帯電話もipodも、変圧しなくても充電できることを確認するまでは、本当に冷や汗が流れた)。