ディジョン滞在7日目

1月31日(日)
ついに今朝は零下7度まで下がったここディジョンである。それでも、一週間で最大の行事・洗濯があるので、ちゃんと起き、いてつく寒さのなかを8時にコイン・ランドリーに行く。当然暖房などないので、暖を取るためにウロウロ歩きながら本を読んでいるうちに、どうにか終って宿に帰還。あとは読書と昼寝ですごす一日。


閑話休題
ぼくは、いま、フランスでしばしば「apartotel」と呼ばれる長期滞在者用ホテルに泊まっている。大体のパターンは「部屋に簡単な台所があって調理ができる&部屋の掃除は一週間に一度ぐらい」という感じだろうか。いまのホテルでは、土曜日午後が掃除の時間で、ホテルの職員さんが来る。今回(=昨日)やってきたのはぼくぐらいの年齢の女性だが、どうもフランス語がどこかアヤシイ。聞いたらポーランド出身で、フランス滞在25年とのこと。「フランス滞在ポーランド人女性というと、日本ではキュリー夫人が有名で、知らない人はいないんじゃないかな」といったら、「わたしは、ポーランドにあるマリー・キュリー大学で生物学を学んだの」という答。そのまま話がはずむことになった(はずみすぎて彼女の仕事が遅れ、フロントは心配したらしい)。
彼女は、同大があるルブリンに生まれ、大学卒業後のフランス旅行でフランス在住ポーランド人と出会って結婚、そのままディジョン近郊に住みついた。息子が2人いて、長男はエクス・アン・プロバンス大学で社会学を学び、現在は大学院博士課程で博士論文を準備している。次男は昨秋リヨン大学に入学し、認知科学を学んでいる。育児から完全に解放されたので、昨秋から働きはじめたんだとか。
ちなみに次男は、将来心理学カウンセラーとして病院で働くべくいまの大学を選んだそうで、彼女いわく「やりたい仕事をみつけたのって、ステキなことだよね」。
たしかに。
「でも、息子さんが2人とも手元を離れて、さびしくないですか?」ときいたら、「子どもは、いつか去るために来るの(=いつかは独立するんです)」とかえされた。
これまた、たしかに。
それでも、うちの娘が独立したら寂しくなるだろうなあと思わずシミジミしてしまった、厳寒のディジョンの週末の一コマである。