ディジョン滞在13日目

8月8日(日)
朝、近くにできたスーパー「カジノ」に食料調達に行こうとしたときに掃除係のイヴォンナに会ったら、開口一番「今日でオーレリアンは最後だから、お別れ会(Fete)しないとね」。それじゃ、というわけで、カジノでハーゲダッツのマカデミア&キャラメル500cc箱を買って差し入れ、朝食客がいなくなったのを見計らって、オーレリアン君、遊びに来た彼女、3人の掃除係さんと一緒をお茶をする。
掃除係のひとりシャルレーヌは夏休みのアルバイトで、ブルゴーニュ大学ディジョン校で現代美術を学ぶ学芸員志望の学生。秋からはフランシュ・コンテ大学(ブザンソン)に転校するそうで、その理由を聞いたら、「ディジョンには、この分野の先生がいなくて……」。ディション生まれの彼女は、ブザンソンのアパートで初めてのひとり暮らしをすることになるため、その資金を稼いでいる。「掃除係って、大変?」と質問したら「それはもう、はあっ、早く学生生活に戻りたいな」だと……そりゃそうだろうなあ。


ディジョンに来てから倒的に運動不足の毎日で、腹回りに問題が出てきた。食事にはそれなりに気を配っているつもりだが、なにせ宿と仕事場(ADCO)の距離は300メートル。これじゃどうしようもない。
そんなわけで、一念発起して、今日はキール湖(Lac Kir)に行く。キール湖は、ディジョンのはずれを流れるウシュ(Ouche)川をせきとめて作られ、当時の市長の名前を与えられた人造湖で、ディジョン市民の憩いの場となっている。ちなみにこの元市長キールさん、有名なカクテルであるキールを考案し、名前を残したことでも知られている。キールはアリゴテ種の白ワイン「ブルゴーニュ・アリゴテ」にカシス・リキュールを混ぜたものだが、双方ともにディジョンの特産物である。これら特産物の販促活動の一環として市長がカクテルをつくりだした、らしい(ちょっと上手すぎる話だという気もするが……)。
それは措いておき、キール湖には一回行ってみたいと思っていたのだが、中心街から4キロほどあるため、二の足を踏んでいた。しかし、今日のワタクシは(危機感満点のため)一味違う。10時45分に宿を出発し、ウシュ川に沿って流れるブルゴーニュ運河のほとりの散策路をひたすら歩いて11時40分にキール湖到着!! 湖畔のカフェでコーヒーを飲みながら「湖を一周(3キロ)するべきかしないべきか、それが問題だ」状態に陥り、帰りも歩くことを考えて一周は断念し、今度はウシュ川沿いの散策路を歩いて宿に戻る。往復で8キロ。


なんとなくヒザが笑ってないか?