ディジョン滞在21日目

8月16日(月)
来週は日曜日から水曜日まで南仏はモンペリエまでエロー県文書館ADHの「偵察」に行き、金曜日には帰国の途に着くので、ディジョン滞在も事実上の最終週に入った。


しかしモンペリエといえば、かつて伊藤滋夫くんが留学していたときに訪問して(もちろん伊藤くんにではなく、町並みに)一目ぼれした、懐かしの土地ではないか。なんたって南仏、中心街のあちこちに小さな広場があり、広場の真ん中には噴水があり、夕方になると(街中にある)音楽学校の生徒たちが奏でるバイオリンがどこからともなく聞こえてくるという……いやはや、わが古き良き日々である。


この素晴らしい町並みを作った(というか、正確には、残しつつ都市化を進めた)のは、前市長ジョルジュ・フレッシュ。フレッシュといえば、たしか歴史学の教授から政治家(社会党)に転身した人物だが、ステキな放言癖をもちつつ地元では絶大な人気を誇ることで知られている。今年の地域圏議会選挙(ラングドット・ルシヨン地域圏)でも、社会党から立候補するはずだったのに、選挙戦開始前夜の(たしか「おれがオート・ノルマンディ地域圏に住んでたら、ファビウス(元首相、社会党幹部のひとり、同地域圏から立候補)なんかにゃ投票しないね」みたいな感じの)大放言で党を除名され、さらに党から対立候補を立てられるも、左派系無所属で立候補し、社会党も右派諸党もぜーーーんぶぶっちぎって圧勝したという、語の真の意味で「どーしようもない」人物である。


ま、それは措いておき、先週金曜日で3Mがおわったので、今週は最終週にして「落穂ひろいGlanage」の日々である。具体的には、

  • これまで見てきた資料系列のなかで見落としていた箱があるか否か、再確認する。
  • とりあえず省略してきた資料系列であるO(市町村行政・会計)とU(司法)のインベントリーをみて、使えそうな箱があるか否かを確認する。
  • ブルゴーニュ大学ディジョン校の法文図書館にいって、未公刊論文をチェックする(キャンパスが街外れにあり、行くのが結構メンドイので、これは「?」)。

という感じになるだろう。


今日は朝からまた雨になり、天気予報では最高気温が18度だとか!! Tシャツ一枚では寒いくらいである。そんななかをADCOにいったら、閲覧者は4人!! 閑散というか静寂というか……とりあえずOとUのインベントリーをチェックすることから始めよう。


かなーり眠いけど。


【追記】
気温もあがらず&雨もあがらず、おまけに6時間もかけて「一粒の麦」もみつからないという、あまりのサムさに、帰りに「ルート・デ・ヴァン」に寄り、体を温めたいと称して赤ワインを物色。もっとも最近はあまり赤を飲まないので、オーナーに「ハーフボトルありませんか?」と聞いたら、彼いわく「あんまりハーフボトルはないんだよなあ」。


そういいつつ、ゴソゴソと奥から「今はこれだけ。でも悪くないよ」といって出してくれたのがシャサーニュ・モンラシェの赤。「かなり繊細だから、17度ぐらいで飲んでくれ。おっ、17度って今日の気温と同じ位じゃん。こりゃ考えなくていいから楽でいーわ」と続けられ、ま、それはそーですが……こりゃまるで、気分は秋じゃん。