ディジョン滞在23日目

8月19日(木)
今朝テレビニュースをみていたら、久々に日本の話題が出てきた。お題は、といえば、いわずとしれた「猛暑」である。全体のトーンは「ずいぶんと熱中症で死傷者が出ているようだが、あの先進国でこんな事態がおこるとは信じられん」という感じだった。
ここのところフランスのニュースは、国内政治が「バカンス休戦中」のため、一番の話題といえば世界各地の異常気象である。中国甘粛省の洪水、パキスタンとインドの水害、ロシアの火災、東ヨーロッパの大雨、イベリア半島の山火事……と、ここまででニュースの時間の半分を占めるという感じ。今日は、その一環として日本が出てきたわけである。
それにしても画面のなかの東京、メチャクチャ暑そうだった。来週帰国予定だが、ホントに大丈夫なんだろうか? 9月後半には出張でベルギーに来る予定が入っているのだが、それまで帰国せずに「涼しい」ディションに留まろうか……なんてことを本気で考えさせられる一瞬ではあった。


閑話休題。今度は昨日のことである。
資料系列U(司法)の落穂ひろいでわりと面白い資料がみつかり、ほくほくしながら宿に戻る道を歩いていたときのこと。ふっと魔が差して「ルート・デ・ヴァン」に入ったのが運の尽きだった。
週末用のワインとしてペルナン・ベルジュレス(白)を買ったまでは良かったのだが、そのあと店主に「ちょっと店内をみせてください」と頼んだのが悪かった。高いワインが並んでいるのは温度設定機能付きワイン保蔵庫と決まっているのだが、ふっと眼をやったら、な、な、なんと。


モンラシェ!!


しかも店主が「6本単位だったら、日本まで別送便で送ってあげるよ。その場合は免税措置が適用されるから、場合によっては送料が相殺できるかも」と、ありがたい言葉を投げかけてくださるではないか。うーむ、ディジョンに来ることもしばらくないだろうし、でも住宅ローンで家計は火の車だし、でもモンラシェはモンラシェだし、でも給料はさっぱり上がらないし……と、しばらく頭がグルグルしたあげく、そうだ、他の安めのワインとあわせて6本買えばいいんだ、という結論に至る。ちなみに同店にモンラシェは1本しかないので、これはぜんぜん結論になってないのはご愛嬌。
そんなわけで、清水の舞台からとびおりて足を骨折する覚悟で買ったのが次の6本の白ワイン(高い順)。

  • モンラシェ(格付け特級、2006年、ジャック・プリウール)
  • バタール・モンラシェ(格付け特級、2006年、コシュ・ビズアール)
  • ピュリニ・モンラシェ「コンベット」(格付け一級、2007年、ジャック・プリウール)
  • シャサーニュ・モンラシェ「ラ・マルトロワ」(格付け一級、2008年、ベルナール・モロー)
  • ピュリニ・モンラシェ(格付けなし、2008年、ドメーヌ・ドラグランジュ
  • シャサーニュ・モンラシェ(格付けなし、2008年、ベルナール・モロー)

いやあ、来月のクレジットカードの支払い(金額を知ったかみさんの顔をみるの)が怖い。


ここで質問です。6本の合計金額(消費税抜き)はいくらでしょうか? ヒントは

  • 送料(131ユーロ)−免税額=12ユーロ。
  • フランスのワインの消費税率は19.6パーセント。

なり。


正解の方にはなにか賞品を……。