モンペリエに滞在します。

謹賀新年。


今日から2月24日(帰国日)の予定で、またもフランスは、ただし今度は地中海沿岸にあるモンペリエで資料収集の日々をすごします。仕事先は、モンペリエ県都とするエロー県の県文書館(Archives Departementales de l'Herault)。この間に、ラングドック地方の中心都市にして、世界最古の大学のひとつ(モンペリエ大学医学部)があることで知られるこの町にいらっしゃる方があれば、ぜひ、大学通り(rue de l'Universite)を出て5分ほどのところ(2 avenue de Castelnau)にある、いまいちパッとしない建物(2012年に新築移転予定とのこと)におこしください。タートルネックでドタバタしているアヤシイ日本人がいたら、それがワタクシです。

それにしても、授業が忙しかったせいか、はたまた(「総長特別補佐・学生支援担当」という、文字だけではなにをやるんだかだれにもわからない、人知を超えた肩書きを得たゆえの)学内行政が忙しかったせいか、まことアッという間の半年でした。この間のアウトプットは

  • ODANAKA, Naoki, "From Responsibility to Compassion : Lessons from the controversy over 'Comfort Women' in Japan" (paper presented at International Workshop on “Policy and Accountability in Japan after the 1990’s,” held at Katholieke Universiteit Leuven, Leuven, Belgium, on 24th September 2010)
  • 小田中直樹「近代フランス地方行政システムの実質的制度化プロセス・研究史と資料(2)――コート・ドール県」(東北大学TERGディスカッション・ペーパー262、2010)
  • モーリス・オランデール「歴史なき人種」(小田中直樹訳、『思想』1月号、2011)
  • 「今に問う言葉・丸山眞男」(『読売新聞』2011年1月10日、17日、31日)

でした。

2011年は、新年の抱負としては、

  • 上記ルーベェン大学ワークショップでの発表を公刊する(ま、これは、原稿は提出したので、あとはゲストエディターの角松くんにお・ま・か・せ)。
  • 旧稿「19世紀フランスにおける農村民衆の『政治化』をめぐって」(『土地制度史学』118、1988)をリバイズし、また、10年来の課題というか「ノドに刺さった骨」というかなんというかぁぁにケリをつけることによって、2013年刊行予定の次著『近代フランスにおける社会と政治(仮題)』(刊行年と出版社は決まっているのに、肝心の原稿が……)の準備を進める。
  • 数日前に突如まいこんだ仕事ですが、高校世界史B教科書を(代打で)書く。

予定ですが、例によって「予定は未定」也。

そんなわけで、数少ない読者諸賢におかれては、いつもであれば「モンペリエ・ドタバタ日記」にお付き合いいただくところですが……実際、一昨日に、モンペリエの宿泊先から突如「27日で営業終了することになったので、別のホテルに移ってくれ」という、日本の常識では考えられないステキなメールをもらい、すでにドタバタが始まっているわけですが……、フロシキ残業が続きそうなので、今回は失礼いたします。


便りがないのは元気のしるし?、いずれ、また、ぜひ。