【3/24】口コミ健在(?)。

今日は娘の小学校の卒業式で、ぼくはPTA会長として祝辞をよむという大役を仰せつかった。3回目だが、何回やっても緊張する。その出来は、というと、当然ながら・・・というのは措いておき、式のあとに保護者の皆さんの世間話を聞いていたときのこと。ひさしぶりに集ったので、当然話題は震災が中心である。
そのなかで一人の保護者さんが「この辺は平和だからいいよね【たしかに・・・小田中】。同じ仙台でも沿岸部なんかメチャクチャで【そうだろうなあ】。しかも、それに乗じて、すごいんだよね、中国人【はあ?】」なる話を始めた。なんでも「遺体から高級腕時計を外すわ財布を抜き取るわ、ひっくりかえっている車からタイヤを外すわ【マジかよ】。日本人には出来ないよね【そんな断言できるの?】」なんだそうだ。それを聞いている別の保護者さんが「えーっホント? 怖いね【ちょ、ちょ、ちょい待ちーっ】」とかえしてゆく。


うーむ、デマ拡散の現場を生々しくみているようで、ついっただけをバカにしちゃいけない、口コミも相変わらずコワい、と感じる一瞬。関東大震災から数十年たったというのに、これじゃ「朝鮮人」が「中国人」にかわっただけじゃないか。


もちろんぼくも現場をみたわけじゃないので、この話が絶対デマだと言いきる自信はないが、

  • ホントにみたのか:高級腕時計や財布の話は、みてたらタダじゃすまないだろうから、みてないだろう。
  • 論理的に可能か:車からタイヤ外しても、今の状況じゃ中国に輸出できないじゃん。そもそも外したタイヤを運ぶには車が必要だろうけど、肝心のガソリンがないじゃん。
  • 図式化は適切か:今回は「日本人vs.中国人」だけど、ホントにそれでオッケーなのか。そういえば、相模原のコンビニにあった義援金箱を盗んだ女子高生は日本人じゃなかったろうか(例えが適切じゃない気もするが、ま、いーか)。

とか、色々とチェックするポイントはあると思うのだが・・・これらチェックポイント、すなわち

「鳥の目」を提示することこそ、まさにヘタレ人文系インテリのしごとではなかったか。


ちなみに、この世間話を聞いて、アゼンとしすぎて口をさしはさめなかったぼくは・・・さしずめ「ヘタレの二乗」かあ。ガックシ。