【4/3】支援物資ドタバタ顛末記

仙台市には、市内の公立学校のPTAの連合体として市P(仙台市PTA協議会)という団体がある。3月22日、そこから全PTA会長あてに「市内でも震災被害がひどい(=沿岸部の)学校の生徒・児童むけに、文具・衣類・ランドセルなどの支援物資を送りたいので、学校で呼びかけ&回収よろしく。集まったらとりにゆきます」という手紙が来た。ぼくのところにも、来た。普段は、いろいろな経緯があって敬して遠ざけている市Pだが、ぼくも31日で無事にお役目御免予定だし、内容的にも異議のないところだし、さっそく連絡網で全保護者にまわし、24日の終業式・卒業式の日に回収することにした。
そうしたら!!
毎年やってるPTAバザーにはさっぱり物資が集まらんのに、今回は来るわ来るわ……低学年の子供が、衣類が入ったデカい袋を引きずるように抱えてくる。たくさんの子供が、色鉛筆や筆箱を、そっと出してくれる。卒業生が、自分のランドセルを「どうぞ」として差し出してくれる。まことありがたいものである。
おまけに、ある保護者さんが知合いに頼んで大学生ボラを組織し、仕分けをしてくださることになった。そんなわけで、29日に仕分けをし、わが娘の小学校PTAでは、段ボールで数十箱分の支援物資が出来上がった。あとは市Pが回収に来るのを待つばかりである。
ところが!!
29日の夕方、また市Pから手紙が届いた。開けると、なんと200項目弱にわたる詳細な支援物資仕分けリストが入っている。しかし、前回の手紙では、仕分けリストなんてなかったはずだ。うちでは「さすがに仕分けないと、大変だよね」というPTA役員さんの発意で、仕分けを独自におこなったのである。
どうも手紙の文面から推測するに、市Pでは

  • 最初は、善意から「とりあえず呼びかけてみよう」という話だった。
  • たぶん仕分けは事務局でやるつもりだった。
  • ところが、呼びかけの手紙を出したら、反響が大きかった。
  • 支援物資が膨大に集まりそうな雲行きとなった。
  • 仕分け作業がすさまじいことになることが予想された。
  • あわてて仕分けリストを作成して各PТAに送付した。

という事態だったようだ。
しかし!!
おさまらないのは、うちの役員さんたちである。せっかく大学生ボラさんたちの協力をえて仕分け&梱包したというのに、もう一度仕分けなおせというのか? そんな人的リソースがどこにあるんだ?
そんなこんなで、うちでは、送られてきたリストを(み)なかったことにした。そして、これをもって、3年間のわがPTA会長人生も一丁上がりとなったわけである。


市Pは、専従職員を抱えた、かなりデカい組織である。そんな組織にしてからが、現物の支援物資を送ることは、かくも難しい。ぼくも、現物の物資支援は必要だと思う。しかし「とりあえず」とか「善意」だけでは、カネならいざしらず、モノは動かない。事前の十分な準備、とりわけ広義のロジの検討が十分でないと、ムダな作業がふえてドタバタするだけになりかねない。今回の顛末は、あらためてそんなことを教えてくれたのだった。
というわけで、やっぱり

カネヲクレ/オクレ