モンペリエ滞在3日目

8月25日(木)
泣き出しそうな空のもと、とにもかくにも9時からADHでしごと。「早起きは百文の得」(ちょっと違うけど)がこれほどあてはまる国は、なかなかないだろう。前倒しで行動しないと何がおこるかわからないのがフランス・クオリティなのである。
午前中のカウンター担当は、奥様が日本人ということで日本びいきのマルク。これはチャンス、とばかりに、ボソボソと「20箱弱つづけてつぶすつもりなんだけど、いちいち請求してるとメンドイし、職員さんも何度も取りに行かなきゃならなくて大変じゃありませんか?」ともちかける。請求システムはコンピュータ制御されているので、一回に5箱までしかキープできず、メンドイ(まず5箱請求し、あとは1箱かえして1箱請求するという作業が続く)のである。ラッキーなことに「オッケー」が出て、一気に17箱キープ!! じつに幸先良い出だしだった・・・が、実際はほとんど「内容がないよう」な箱ばかりで、いまいち期待を裏切る出来となってしまった。昨日から地方選挙の資料(3M)をみていたのだが、今日の分は有権者名簿ばかりで、ぼくのテーマにとっては「使えない」ものだったという次第。
ちなみに請求できるのは20箱/日なので、残りの3箱は治安判事文書(4U)にあてることにする。治安判事は司法行政の末端を担うとともに、担当する小郡の政治社会的な動向に目を光らせたり、地方一般行政のアクターとして行動したりする存在だったので、知事や郡長にあてた報告などがあるんじゃないかと、ちょっと期待していたのである。ところが・・・開けてみたら、エロー県の治安判事文書は、警察官や憲兵の手になる雑多な報告書の束で、しかも十分に整理されていないことがわかった。尻すぼみとなった一日だが、まぁしかたがない。地方一般行政のアクターとしての治安判事にかかわる資料は、選挙関連(3M)をはじめとする別の資料系列にあるということなんだろう。そんなことがわかったのも、現地に来たがゆえ、と考えたい。


存在しないことを確認することにも意義がある、ということなり。