モンペリエ滞在15日目

9月6日(火)
異国の地でひとり迎える年男の誕生日というのも、シミジミとしていて良いものである・・・というのは措いておき、ここモンペリエは、はじめて訪れたときに一発で気に入った街なのだが、唯一重大な欠点があるっ。
それは・・・それは・・・バゲットが美味しいパン屋がみつからないことだ。ホテルの周り、中心街、ADHの近くと、何軒かパン屋を試しているのだが、いまだにダメ。結局は、日本ではなぜか高級パン屋として知られ、ここフランスでも積極的にチェーン展開している「Paul」で「flute」という細身のやつを買うことに落着いてしまう。ちなみに「Paul」も、通常のバゲットに相当する「baguette charlemagne」とかいうやつは、あまり美味しくない。
しかし、なぜモンペリエのバゲットは美味しくないのだろうか。そういえば、モンペリエのバゲットは、安い。たしかバゲットには公定価格があったように思うが、この街だと80サンチームじゃないだろうか。去年しごとをしたディジョンでは95サンチームだったから、かなり違う。そうだとすると、結局は「安かろう、不味かろう」という月並みな結論に落着きそうな気がする。
それでは、なぜモンペリエのバゲットは安いのだろうか。そういえば、先日のニュースでは、モンペリエが属するラングドック・ルシヨン地域圏は、相対貧困率がフランスで一、二を争うほど高いことが報じられていた。ちなみに、いちばん低いのはアルザス地域圏・・・なるほど、さすがゲルマン魂である。そうだとすると、平均収入が低いのでバゲットの(たしか公定)価格も低いという、これまた月並みな結論に落着きそうな気がする。
そんなわけで、鉄道でモンペリエに到着したら、駅前の小さな広場はトラムの駅の裏にあるパン屋をのぞいてみてほしい。バゲット一本75サンチーム!!、という脅威の価格におどろくはずだ(これまた例に漏れず美味しくないけど)。