滞仏11日目(火):あれから3年。


地震から3年目を異国の空のもとで迎えた(これが、ぼくが滞在しているモンペリエの駅裏再開発地区アンティゴヌ[Antigone]の、古代ギリシャと思しき異様な偉容である)。14:46は当地では6:46なので、シャワーを浴びて朝食をとってから黙とう。大切なのは忘れないことだ……というか、まだ現在進行形なのである。


東北新幹線で東京方面から仙台にむかい、白河の関から続く諸トンネルを抜けて仙台平野に入り、名取川に架かる橋をこえてしばらくすると、右手に再開発地区が広がる。通称「長町副都心」なる旧国鉄操車場跡地だが、その入り口に灰色のトタン板が波打って広がっているのがみえるはずだ。そう、仮設住宅の屋根である。本来仮設住宅の利用期限は2年であり、その後は震災復興住宅に移行する、はずである。しかし、長町の仮設住宅が、どうみてもいまだ「現役」なのはなぜか?
そんなことを考えるモンペリエの朝。今日も快晴らしい。