輝く団地

近代主義(modernisme)建築の第一人者として知られるル・コルビュジエ(Le Corbusier)の代表作のひとつに、マルセイユにある集合住宅「輝く団地(La Cite Radieuse)」がある。せっかく近くにいることもあり、日曜日を利用して見学に行ってきた。
モンペリエからマルセイユまでローカル線で2時間、どうせ空いてるだろうと思って高をくくっていた……ら、この週末は「民族大移動(Grand Depart)」だったのを忘れていた。7月バカンス族がバカンス地から一斉に戻るうえ、8月バカンス族がバカンス地にむかって一斉に出かけるわけで、道路も駅も空港も大混迷状態。おまけに、そういうときを狙ってわざとストをする航空会社職員……さすがフランスである。
マルセイユ駅に降り立つと、むっとする湿気を感じる。地理的および気象的な条件はモンペリエとそんなに変わらないはずなのに、この湿度はなぜだろうか。最初は「輝く団地」まで歩こうと思っていたが、半分で挫折して地下鉄に逃げ込む……が、冷房ないじゃないか!! 
そんなこんなでヘロヘロになりながらたどりついた「輝く団地」は、コンクリート打ち放しの巨大建造物。

とにかくデカい。

また、一階部分がピロティになっているが、まぁその支柱たるや、ステキに印象的である。

とにかく太い。



ここで不意に、ひとつの言葉が頭をよぎる。

肉食系。

自分でもワケワカラン連想だが、これは蒸し暑さのせいだらふか。
ホントは屋上に登れるはずだが、暑さに負けて三歩歩まず。せっかくだから旧港でも観光しようと思っていたが、こちらも暑さに負けて(以下略)。
速攻で駅に戻り、来た列車に飛び乗る……と、なんと全席指定。車掌さんに「予約してないんですけど……」と謝ってなんとか事なきを得る。


かくのごときマルセイユ滞在2時間という強行軍から得た結論。

マルセイユ地下鉄、冷房しようよ、頼むから。