木村幹『日韓歴史認識問題とは何か』

新年度である。
4月から、勤務先の職名が4つになった。マジかよ・よ・よ・よ・よ……という気もするが、大体において「教授」だけで2つあるので、あとは推して知るべしである。そんなわけで、何が何だかわからないまま時間がすぎてゆく今日この頃、皆さまには(以下略)。


そんな日々のなかで迎えた桜満開の週末、ようやく手に取った木村幹『日韓歴史認識問題とは何か』(ミネルヴァ書房、2014)を一読し、ふかく感服。日韓歴史認識問題を「歴史」のなかで構造的に把握しようとする同書を読むと、ものごとを歴史的に捉えることがいかに有意義でありうるかがよ〜〜〜〜くわかる。法学部出身の木村さんを歴史学者とは呼べないかもしれないが、

じつにすぐれた「歴史書」にして必読の一冊

といってよい(上から目線)。
ちなみに、ほぼ同時期に刊行され、これまた評判の高い朴裕河 『帝国の慰安婦』(朝日新聞出版【岩波書店と書いていたが、間違えだったので訂正】、2014)と同書を比較して読むと、面白いかもしれない。ぼくにいわせれば『帝国の慰安婦』は、歴史的視点が欠如しているがゆえにイマイチぱっとしない読後感を残す……気がするが、これは歴史屋のひが目だろうか。