ICHSその2

済南に着いて3日たち、中国滞在の前半戦が終わった。

①午前:「嫌疑(suspicion)」に関するセッションに参加。

  • トークを7つ聞いたが、中世と近世のフランス司法システムを比較するギヨーム・ベルナールのトークは面白く、刺激的だった。あとの6本は……はいそうですか、というところ。したがって打率は1割4分。
  • ところで、このセッションの事実上の主催者はフランス「カトリック高等研究院(Institut catholique des etudes superieures)」という組織だったが、聞いたことなかったので「なんだそりゃ?」と思って検索したら、アンジェ・カトリック大学のヴァンデ分校だった。ふーん(意味深)。


②午後:国際中規模都市史委員会(International Commission for History of Towns)が組織した「都市と都市空間:都市研究と地誌学の新たなアプローチ」セッションに参加。

  • トークを6本聞いたが、ぜーんぶダメ。よって打率は0割。
  • 大体、趣旨説明に出てくる都市研究者がアンリ・ルフェーヴル(今は1970年代か?)だったり、コメンテータが「ジェントリフィケーションと都市再開発の違いは?」と質問したりするようでは、先は暗いぞ、きみたち。後者の質問は、ジャック・ドンズロ「都市の速度・三類型(La ville a trois vitesse)」を読んでいれば、出てくるはずのない愚問なのである。