INSEE。

あっという間に新年度となり、あっという間に連休が接近してきた。今年に入って公私ともにパッとしない話がかさなり、春休みもその勢いのままに終わってしまったのが敗因である。それでもしごとだけはたまるもので、フィジカルに回らない首がますますもって回らなくなりつつある。自分のしごと(モンペリエはラ・ペルゴラ団地の歴史)をする合間に『フランス現代史』(新書、仮題)の準備をしていればよいはずが、気付くと高等学校の新科目「歴史総合」の教科書を書くことになっていたりするなど、事態は深刻である。

ときは過ぎゆき、しごとは留まる(とどまる/たまる)。

それは措いておき、『フランス現代史』の準備をするなかで、戦後フランス政治・経済・社会に関する各種データを拾う必要が生じた。研究書やレポートから収拾するのもよいが、時間がかかる。『フランス統計(Statistique de France)』という(日本でいう)国勢調査の報告書をチェックするのが王道だが、国勢調査は毎年なされるわけではないので、必ずしも十分ではない。さてどうしたものか……と思っているときに邂逅したのが統計・経済研究所(Institut National de la Statistique et des Etudes Economiques、INSEE)というフランス財務省の一総局のウェブサイト。INSEEは、日本でいうと総務省統計局に相当するのだろうが、膨大な統計資料にアクセスできる。うーむ、これは便利だ。インターネットもバカにしてはいけない。日本にいながらにして、これほど多くのデータにアクセスできるのだから、ありがたいと言わざるをえないだろう。