NEMAUSUS

日本も台風接近で亜熱帯からふきとばされつつあるらしいが、翁長雄志・沖縄県知事の逝去の報に接する。

R.I.P.

当地ニームもようやく最高気温32度と、扇風機しかないところでしごとをするのに相応しい温度となってきた。明日は前線が通過して嵐になるらしい。嵐もどうかと思うが、猛暑よりはましだろう。そんなわけで、ようやく散歩に出る気(温)になったので、近くにあるNEMAUSUSをみにいってきた。

見よ。

なんだこれは、である。

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1986年、ニーム市はジャン・ヌーヴェル(Jean Nouvel)に対して、低所得者向けの低家賃住宅(フランスでは社会住宅と呼ぶ)の設計を依頼した。その結果として生まれたのが、このNEMAUSUSである。ちなみにネモシュス(Nemausus)というのは、ローマ時代に遡るニームの旧名コロニア・ネマウサ(Colonia Nemausa)のもととなった泉の名前らしい。

しかし、ヌーヴェルといえば、アラブ世界研究所(パリ)、ケ・ブランリ美術館(パリ)、「かの」モンペリエ市役所、日本では電通本社ビルなど、シャープなガラス遣いで知られるオシャレ系建築家ではなかったか。それが、この、メタル感バリバリの、宇宙船をほうふつとさせるといえばカッコいいが、どう見ても「中は暑いだろうなあ」としか思えない建物である。

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反対側からみてみたが、これ、冷房付いているんでしょうか。付いてないな、多分。

ちかよって見ると、半地下がピロティ構造の駐車場になっていることがわかる。なんとなく、マルセイユにあるル・コルビュジエ(Le Corbusier)の輝く団地(La Cite Radieuse)に対するオマージュのような感があるが、いかがだろうか。

そういえば、輝く都市を見にいったときも、暑かった。あれは2014年夏、じつに4年も前のことだったのだよ、ワトソンくん。